資格取得
工事担任者
世間では、知名度が低いためあまり知られていません。
法令にはこうあります。
「電気通信回線設備に端末設備又は自営電気通信設備を接続しようとするときは、 工事担任者に工事を行わせ、または実地に監督させなければならない」
ちょっと難解な文で、分かりにくいですね。
例えば家の配線工事で説明しますと、保安器から差込口までの電話線・LANケーブルの配線作業、それら差込口を増設・移設する作業などが工事担任者資格を必要とする工事に当たります。
ただし、適合認定を受けた端末機器(市販の電話機等)を差し込む場合は、この資格を必要としません。
このマイナーな資格を取ろうと思ったのは、普段から、LANなどネットワーク機器を触っていてまぁ、知っていることも多いから簡単だろう、という極めて単純な理由からで、もちろん、仕事で必要としていません。
でも、なんか持っていたら恰好いいなぁ、と思いました。
工事担任者なんて、誰も知らないし、「なにそれ?」と話しのネタにちょうどいいかもです。
さて、勉強法ですが、用意するのは、参考書、問題集、公式サイトからダウンロードした過去問ですが、中でも特に過去問が重要です!
それは、工事担任者試験の8割くらいが過去問からの焼き直し、ちょっとだけ言い回しや形を変えたものなんです。
合格点は6割なので、乱暴な言い方をすると、過去問対策さえキチンと出来てれば受かるということです!
なので、テキストはざっと読み、あとは過去問を解くためにテキストで調べる、という方法でやりました。
AIは何年も改訂されていませんが、それでも、問題そのものは昔から変わっていないみたいです。
基礎ですが、電気回路、トランジスタ回路、論理回路、電気通信回線、光ファイバ通信の5つが出題されます。平成27年度後期から、若干パターンがかわりました。
論理回路を論理式で表す問題がDD3、AI3ともに出題されました。
それでも、論理回路は必ず出るにしても、時間もかかりますし、最後の手段として捨てるという方法もあります。
法規ですが、これも27年度後期からひっかけみたいな問題が出ており、出題パターンが変わっていますので、より注意力が必要になっているような感じです。
いずれにせよ、新しい問題は出ていないので、過去問をしっかりやれば間違いなく合格できます。
理論ですが、これも過去問をしっかりやりましょう。
ですが、ひっかけが多いです。
しっかり問題を読んでください。
過去問を逆手にとって、ひっかける手法が見られます。
勉強のペースは、1日1時間、2ヶ月間位でした。
AI3種、DD3種の同日受験でしたが、基礎と法規はほとんど同じですので、技術が違うだけです。
3種であれば、比較的簡単に挑戦できると思います。
学生で知識ある人ならば1ヶ月くらいでいけると思います。
けっして難しい試験ではありませんが、合格率は30~40%なので、甘いものではないと思います。
資格者証は、さすが総務省管轄で立派なものです。
今回は同時受験で2科目を一挙に取得で気分よかったです。
受験料 | \7000×2=14000 |
テキスト(4冊) | 約\10000 |
印刷とか雑費 | 約\1000 |
会場までの交通費 | ¥0 |
資格者証の申請 印紙や切手など | 約¥2000×2=¥4000 |
合計 | 約¥25000 |